ワイルドスピード/スーパーコンボネタバレ感想 ハゲは世界を救う 二人はハゲキュア
8月2日から日米同時公開!シリーズ初スピンオフ作品「ワイルドスピード スーパーコンボ」を観てきた。
とうとうワイルドスピードもここまできてしまったかと思える作品。
僕とワイルドスピードと人生の話
作品情報
あらすじ
元MI6エージェントのデッカード・ショウ(ジェイソン・ステイサム)と元FBI特別捜査官ルーク・ホブス(ドウェイン・ジョンソン)は、政府から協力要請を受ける。内容はデッカードの妹で、肉体を改造したテロ組織のリーダー・ブリクストン(イドリス・エルバ)に襲われて行方不明になっているMI6エージェントのハッティ(ヴァネッサ・カービー)を保護するというものだった。ハッティが取り戻した人類の半分を死滅させるウイルス兵器の回収を最優先するため、二人は渋々組むことにする。
感想
自分の中でワイルドスピードという映画のイメージはカーチェイス映画で海外の田舎のヤンキー映画というイメージだった。石油泥棒をしたりDVDプレイヤーを盗んだりポリ公にちょっかいを吹っかけるDQN映画で超陰キャの僕にはとっても受け付けない映画で観ている層はヤンキーというイメージが強かった。
そんな中僕がワイルドスピードに興味を持ったのが3年前でアイスブレイクが公開される1年前ぐらいの時期に見始めた。なぜ嫌なイメージが強いワイスピを見始めようと思ったきっかけは彼がきっかけである。
そう、最強のハゲ、ジェイソン・ステイサムである。
ステイサムは僕が小学生時代にトランスポーターからハマり、現在も彼の新作映画は毎年観に行ってる。
トランスポーターで超絶凄いドライビングテクを見せつけたステイサムがワイスピに参戦なんて絶対に面白いに決まっている。
そして当時マッドマックスにハマりウォーボーイズ化していた僕に朗報なニュースが入り、まさかのシャーリーズ・セロンも参戦というビッグニュースを聞き、アイスブレイクの予習をし見事にワイスピ沼にハマってしまったのである。
1作目から観始め、第一印象はイメージ通りのワイスピであった。違法ストリートレース、石油泥棒、見た目はどっからどうみてもDQN、今はみんなヒーロー面をしているが、この頃は本当にケツの青いDQN集団にしか見えないのである。
そんなワイスピだが5作目からアクション要素が濃くなり、スーパーコンボの主役ドウェイン・ジョンソンが初登場。
バカでかい金庫を引きづり回し
いつのまにかアホみたいな映画になったのである。というかもうアホ。
この頃はまだ世界を股にかける犯罪者集団という立ち位置だったが、
6作目から前作敵だったロック様が急に味方面をしダブルラリアットをする仲になり、テロリストと戦う世界最強のハゲマッチョ集団化していった。
そしてとうとう7作目にしてステイサム参戦!
この7作目のスカイミッションは今は亡きポールウォーカーの遺作となっており、シリーズ史上最高傑作と名が高く、全世界が涙した映画である。
この映画のおかげでこの歌が流行った。
そして8作目 アイスブレイク !
今作からポールは出演せず主役はヴィン・ディーゼル一人となった。
マッドマックスからシャーリーズセロンが参戦!とスマブラ並みの参戦予告から期待していたが、前作スカイミッションの感動からもうワイスピは終わりでいいよとも思えたが、今回も一足違う楽しい映画となっていた。
ロック様が手で魚雷を止めたりステイサムが子守をしたり意味がわからなさすぎる映画だったが楽しければそれでいいのだ。
そしてとうとうスピンオフ作品「スーパーコンボ 」
今回はスピンオフ作品なのでヴィン・ディーゼルは出演はなし。
そのかわりといってもなんだが、ロック様とステイサムが主人公!
この二人はアイスブレイクで刑務所で悪口を言い合うシーンが本当にかわいくて最高。
もちろん今作スーパーコンボでもそんな姿は観ることができる。
ワイスピシリーズは今まで飛行機、戦車、ステイサム、潜水艦ととんでもないものと戦ってきたが、今作は一味違う。
今作二人が戦う相手はまさかの改造人間である。つまりサイボーグ
いったい誰がワイスピにSF映画に出てきそうなサイボーグが出るなんて予想しただろうか。
そのサイボーグ人間を演じるのはあの世界一セクシーな俳優イドリス・エルバである。
ロック様&ステイサムvsサイボーグイドリスエルバなんてどう考えても最高な映画になる予感しかない。
さすがにステイサムとロック様なら、いくらサイボーグだからって余裕で倒せるでしょという考えも否めないが、このサイボーグイドリス・エルバは本当にめちゃくちゃ強い。
ハリウッド俳優最強である二人が戦ってもイドリス・エルバには歯が立たないのである。彼らのキャリアの中で最も強かった相手なのではないのだろうか
最終決戦では、ロック様の実家でイドリス・エルバと対決する。
この最終決戦では銃嫌いなロック様のおかんの都合上、肉弾戦がほとんどである。
我々も銃を扱う姿もいいが、己の体を駆使して戦う二人がみたいという気持ちを代弁しているようなシーンだった。
極めつけはヘリを腕の力だけで引き留めようとするロック様でキャプテンアメリカもびっくりである。
やはりワイスピの醍醐味のテーマの一つ「家族」を描くのは今作も変わらない。
ロック様のおかんや兄貴が出てきたり、ショウファミリーの新たな一員、妹のハッティが大活躍する。
ステイサムとロック様の過去が明らかになり、彼らの生い立ちも今作で分かった。
正直ドムファミリーより興味深いし、もっと掘り下げてワイスピの新しい顔になってほしいと思った。
特に僕はハッティ役のヴァネッサ・カービーが気になり、今後の活躍を期待したい。
いくらスピンオフで改造人間が出てきたりするが本質は変わっていない。
変わったとすれば今までのが「ワイルド・スピード」なら今作はただの「ワイルド」だ。
まとめ
評価 ★★★★☆
おすすめ度 ★★★★☆
正直言ってアクションに関してはアイスブレイクやスカイミッションのほうが優れていたし見やすい気がした。しかしこの二人が2時間暴れまくるだけでそんなのどうでもよくなる。
ワイスピを知っている人でも、知らない人でも今作はスピンオフなので前作を観ていなくても楽しめることは間違いなし。